潰れたパソコン屋のブログ

私が見たのはあるいは幻だったのかもしれない。
夢に過ぎなかったのかもしれない。

ＲＭＴによる電子通貨の広がり。
ゲームでモンスターを倒したら、今日の晩御飯が一品増えちゃう時代。
ゲームで宝物をゲットしたら、日曜日は家族で旅行に行けちゃう未来。
そんな時代が、近い将来現実になると思っていた、10年前。

己のふがいなさ故に、ＲＭＴ業界を離れて６年ほどだろうか、６年でＲＭＴはどう進化したのか。
基本的にはあまり変わっていない。

例えるならば、ＲＭＴにおける第一次産業が１０年前から本格化し始め、そのまま現在に至っているような感じだ。第二次産業が生まれて来ていないのだ。

仕方ないとは思う。
現状のビジネスがうまくいっているのならば、それを伸ばすのが本道だろう。
だが、そればかりをやっていたのでは、森林を刈りつくし、木がなくなったら次の森へ移動するような、いつか森がなくなって終わりを迎えるようなビジネスになってしまうだろう。

目先の利益がある程度安定しているのなら、もう少し視野を広げて欲しいのだ。
それをやるものが居ないのが、現状のＲＭＴ業界に見える。

野菜は生で食べるのが一番うまいと思うのが私の持論ではあるが、野菜をただ野菜として食べるだけでなく、様々な料理へと進化させて、より美味しいもの、より利益のあがるものとして、進化させることも重要だと思うのだ。

ＲＭＴはそれが可能な文化だ。だが生かされていない。
見えない人ばかりなのだろうか、未来が。
そうだとは思いたくないものだが・・・・。

未来は見えるが、現在が見えずにＲＭＴを放り出した私に、言われたくはないだろうがね（笑）

最近、ブログパーツでキャラモノが増えている。
ブログパーツ上の部屋でキャラを飼うようなアレだ。

で、この部屋に設置するアイテムや着替えが、無料のものもあるが、ポイントが必要なものも数多く用意してある。
そのポイントやらは、たいていの場合は現金が必要である場合が多いのだ。

ようするにRMTだ。

常に言われてきたことだが、ゲーム上の財物、この場合はブログパーツ上の財物という扱いを受けかねないブログパーツのアイテム類、サービスの停止の時に、法律的にどう考えてサービスを運営しているのだろうか。

アイテムを１００万円分買った人がいて、その１週間後にサービスが終わってしまったら、買った人はしょうがないとあきらめるのが筋ですか？
そうではないと思うのです。

もちろんサービス終了がわかっていた場合は承知していたことになるのでしょうがないですが、突然の終了だった場合は、素直にあきらめられるはずがありません。

その結果、アイテムの所有権をめぐり、損害賠償などの問題が起こる可能性は否定出来ないのです。

そこらへんまで考えてブログパーツを運営している運営者がいるでしょうか？
安易に儲ける手段だと思っているだけでは？

そこらへんをもっと真剣に考えてゆくことが、ネット上の経済の発展の近道だと思うので。
ＲＭＴ的取引をもう少し真剣に考えなければいけない時代なのです。

ＲＭＴの問題から逃げてばかりいるゲーム業界の二の舞にならないで欲しいもんです。

グループ機能を使って、さりげなぐこのブログも宣伝中。

セカンドライフの中では、イスに座ってるだけでお金になります！

なんと今やってるバイトは、１時間イスに座ってると６リンデンドリもらえるんです！



６リンデンドル＝約２円









時給２円（笑）

こんにちはJAPAN Islands事務局です。
この度、株式会社スパイスボックスでは、Second Life上での日本語圏コミュニティの発展と活性化を目指し、個人の方を対象に土地を無料でレンタルするJAPAN Islandsのサービスを開始いたします。
http://blog.spicebox.jp/japanislands/


こういう試みも多くなるだろうけど、その前にパソコンの性能という障壁があるのが最大の問題なんだよねぇ、セカンドライフは。
それを取り除いてくれるサービスをしてくれるような、豪快な企業はあらわれないものか。

http://www.nhk.or.jp/gendai/

２月２０日（火）放送予定
過熱するゲーム通貨売買
～仮想社会の錬金術～

インターネット上の仮想世界で他のプレーヤーとチャット（会話）を楽しみながら競い合うオンラインゲーム。この世界で今、"錬金術"ともいえるカネのやりとりが問題になっている。ゲーム上の仮想通貨を現実の通貨で売買する"リアルマネートレード（ＲＭＴ）"。売買を仲介する専門業者もこの１～２年で急増。市場規模は１５０億円とも言われる。ゲーム通貨の購入に年間百万円以上使うマニアもいる。一方で、ＲＭＴをめぐる詐欺や不正アクセスなどのトラブルが多発。去年１１月には、ＲＭＴで不正に稼いだ２億円を中国に送金していた留学生が熊本県警に逮捕された。中国人による同様の事件は他にも起きており、資金の一部が犯罪組織に流れているという指摘もある。ネットの世界で過熱する知られざる錬金術の実態に迫る。

オンラインゲーム、他人の「武器」売却　県警捜査
http://www.shizushin.com/local_social/20070109000000000010.htm

最近多すぎる、この手のことが。

我慢したくない。
RMTが荒れてゆくことを傍観することに。

いいテーマかもしれない。
ライフワークとして、取り組むには、うってつけかもしれない。

自分がかかわった時期には、さほど問題は無かった。
私がかかわらなくなってから、荒れ始めてしまったと言っても間違いではないだろう。
だから、私に責任は無いし、義務もないのかもしれない。

だが、私が身を引く時、そしてその後多少かかわっていた数年の間に、私だから出来ることがいくらでもあったはずだ。
でも、やらなかった。出来なかった部分もあるが、もう少し何か出来ただろう。

なにより、今こんなことを思っているのなら、心にひっかかるのなら、やればいいんだと思う。
このまま何もせずにいたら、いつかRMTに関連して、人の命が奪われるようなことが起こった時、私は自分を責めずにはいられないかもしれない。


自分にしか出来ないことこそ、自分がやるべきことかもしれない。
RMT創世記の裏側を知っているのは、日本で私一人しかいないのだから。



RMTという言葉を作った男、伊藤要（タバスコ太郎）